私が内心思っていたことをサラリーマンをしている息子がズバッと言いました。
「ダイヤモンド・プリンセス号の乗客がうらやましい!」
当然ですが、乗員は全くうらやましくなく、お気の毒です。
仕事も家事もせず、一日中部屋に閉じこもってテレビを見たり本を読んだりする生活、仕事や生活に疲れている人から見れば、うらやましい気持ちになるのも無理はありません。
外出できない不自由さ、自分の好きなものを食べられずに配給される弁当で我慢しなければならない不自由さなどはあるでしょうが、それでもうらやましい気がする日本人が、かなりいるかもしれません。
私があの状況をうらやましく思うかどうかは、報道されている情報では分からない二つの条件に左右されます。
一つは、本などの差し入れがあるのだろうかという点です。読書が趣味の私は、旅行や出張の際は、必ず本を何冊か持ちます。あの乗客たちも、船旅だから本を何冊かは持っておられるでしょうが、読み終えてしまっているでしょう。本がなく、テレビとスマホだけでは、私なら苦痛です。
もう一つは、お酒の配給も少しはあるのだろうかという点です。毎食、食前酒などを楽しむ習慣の乗客もおられるでしょうし、豪華客船ですから、大丈夫だろうとは思いますが、このような状況で何日も禁酒というのは、苦痛でしょう。
40歳くらいのころ、高齢者福祉関係の非常に多忙な職場にいたことがあります。月100時間ほどの残業が続きました。そのころ、同僚らと、「褥瘡(床ずれ)ができるほど寝てみたい。」などと言い合ったものです。
この新型肺炎は、致死率が低く、もともと持病のあった人以外は重症化しにくいと報じられているため、こんな気楽なことを考えていられるのでしょう。
感染経路が明確でない患者も増え始めており、日本国内でもある程度の流行は避けられないような気がします。一日も早く終息することを願っています。
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